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「買い」を入れる前に株価の仕組みを知る

株価の決まり方を知っておこう

株価も、基本的には「需要」と「供給」により決定されます。需要とは欲しいと思っている株の数量、供給とは売りたいと思っている株の数量です。基本的に株はこの需要と供給のバランスが取れた価格で相場が形成され取引が行われるのです。
そのバランスをとった株価の決め方には「板寄せ」と「ザラ場寄せ」と呼ばれる二つの方法があります。「板寄せ」とはその日の取引開始価格を決める際に行われるもの。「ザラ場寄せ」とは、板寄せにより決定された価格を基準に、板(気配)により価格が決定していくというものです。「ザラ場」というのは株が売買される時間帯のことで、その中でも寄り付きと、引けをのぞいた時間帯のことです。

「板寄せ」の仕組みを知る

板寄せとは、場(相場)が始まる際に最初の値段(始値)などを決める際に行われる株価決定法です。板寄せによる株価決定が行われるのは以下の場合となります。

1.前場と後場のそれぞれの始値と終値を決定する売買
2.売買停止があった場合で取引を再開した際に最初の株価を決定する売買
3.特別気配を示しているときの株価を決定する売買

板寄せにより株価が決まるのは、次の条件を満たす場合です。

1.成行の買い注文と売り注文の全てが約定する
2.約定価格より高い買い注文と売り注文が全て約定する
3.約定価格において、売り注文または買い注文のいずれか一方すべてについて約定し、他方は単元株以上が約定する

「ザラ場寄せ」を正しく知る

板(気配値)とは、現在の株の売買状況のことを意味します。買い注文と売り注文がどれだけどのような価格で入っているのかを一枚の表としてみることができます。慣れてくるとこの板を見るだけで今の取引状況がどうなっているのかが分かるようになってきます。
では、具体的にサンプル板を見ながらいた情報と気配値について解説していきます。
たとえば、現在100円の株価がついている株式があるとします。左側には現在その銘柄に対して寄せられている売り注文の指値価格と売り数量を表示。右側には買い注文の指値価格とその数量を表示しています。多くの場合、板情報(気配値)はリアルタイムに更新されます。ただ、証券会社のサービスによっては、板情報(気配値)には「更新」が必要な場合もあるので、ご注意ください。
板(気配値)を見ることで、今その株を購入するならいくらで何株くらい買えるのか(売れるのか)ということを読むことができます。
下の例では、株価101円では2000株の売り注文、株価100円では12000株の買い注文が出ているということになります。

売り数量 価 格(円) 買い数量
210000 103  
10000 102  
2000 101
100 12000
99 8000
98 2500000

ここで誰かが101円に対して1000株の買い注文を入れた場合、101円にある2000株の売り注文の内1000株が約定(注文成立)します。この場合の約定価格は101円ですので株価は101円。
さらに、別の誰かが5000株を成行で買いを入れた場合、101円の残り1000株では足りませんので、102円にある10000株のうち4000株を102円で購入することになります。そうなると株価は102円へと上昇します。
以上のような板(気配値)を元に売買の都度株価が形成される株価の決まり方は「ザラ場寄せ」と呼ばれます。売りの場合も同じ方式です。

板の厚さ(上値や下値の抵抗度合い)を読む

また、103円の売り板と98円の買い板のように、売りと買いの数量が非常に多い価格のところは、そこが株価の上値や下値の抵抗線となっていることが読めます。ここを突き抜けて株価が変動した場合、「相場が大きく動いた」と理解することもできます。

株の売買価格は「呼値」で刻む

呼値とは、証券取引所で取引する際に証券会社から提示される売買価格のこと。買い注文の呼値を買呼値、売り注文の呼値を売呼値といいます。 証券取引所の取引では、株価によって呼値の単位が決められていて、この単位より小さい、細かな価格の指定はできません。例えば、株価が2,000超〜3,000円以下のとき呼値の単位は5円で、この場合「2,005円で買い」という注文は出すことができますが、「2,001円で買い」と注文することはできません。

1株の値段 呼値の単位(円)
2,000円以下 1
2,000円超〜3,000円以下 5
3,000円超〜30,000円以下 10
30,000円超〜50,000円以下 50
50,000円超〜10万円以下 100
10万円超〜100万円以下 1000
100万円超〜2,000万円 10,000
2,000万円超〜3,000万円 50000
3,000万円超 100,000
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