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信用取引を使って株主優待制度を活用

株主優待は魅力。でも資金が・・・・

その企業の製品をタダでもらえたり、株主優待券で映画や観劇ができたり・・・株主優待制度というのは、かなり魅力的。でも、株主優待を受けるには「株主」であることが条件。当然、株主優待を受けるには株を購入するための資金が必要で、株価が変動するリスクも生じます。
しかし、ちょっとした工夫をすることで、この資金やリスクを限りなくゼロに近づけることが可能なのです。

リスク「0」で株主優待を受ける方法とは

通常、株主優待を受けるためには、権利付き最終日までに株を購入する必要があります。しかし、株を購入して優待の権利を取得しても、いざ売るときに株価が下がってしまったら、その分を損してしまいます。特に、株主優待の権利付き最終日は株価が上昇しがち。そして権利落ち日には株価が下がりやすいのが現実。だから、株主優待の権利落ち直後に株を売ろうとすれば売却損がでてしまう可能性はとても大きくなります。
そこで、この株価変動のリスクをヘッジするために、『信用売り(いわゆる空売り)』のシステムを利用します。やり方はカンタン。株主優待が欲しい銘柄に対して、『現物買い』と『信用売り』の注文を同時に出します。信用売りは株価が下がると利益が出る仕組みになっています。現物で買った株主優待の株が値下がりしたとしても、同額分を相殺できるのです。つまり、この信用売りと現物買いの2つの注文を同時に出しておくことで、株主優待の権利落ち日に株価がどれだけ下がっても損をすることにはなりません。逆に株価が上がったとしても、利益がでることもないのです。
ただし、これを行うためには株主優待が受けられる現物を購入するための資金と、信用取引を行うための証拠金が必要。しかし、数日の間動かせなくなるだけで、取引が終われば自由に使うことができます。また、かかる費用は売買手数料のみです。

株価チャート

売り買いの注文は、タイミングを誤らずに

このテクニックを使うために、もっとも注意しなければならないのは売り買いのタイミングです。まず株主優待が受けられる現物の買い注文、そして信用の売り注文を入れる時間帯は、“権利付き最終日の前日の取引終了時間”から、“翌日の取引開始時間”まで(15時〜翌日8時59分まで)の間に行なわなければなりません。この時間帯は市場が閉まっているので、現物買い注文と信用売り注文をするタイミングが多少異なっても、同じ株価で注文できるからです。 

信用売りの『逆日歩(ぎゃくひぶ)』に注意

この方法には1つ注意が必要です。それは『逆日歩(ぎゃくひぶ)』と飛ばれているシステムです。逆日歩とは、信用売りが多すぎて証券会社の株が不足した時に、違うところから株を調達してくるときにかかる費用のことです。特にその企業の株主優待の中身に人気があると、株が不足して逆日歩を支払うケースが多く見られます。場合によっては、株主優待価値を大きく上回ることもあるので要注意です。もちろん、逆日歩は銘柄ごとに異なります。たとえば一株当たりの逆日歩が8円、株主優待を得るのに必要な売買単位が1000株だとしたら、8円×1000株=8000円を1日分として負担することになります。

逆日歩が発生しない『一般信用取引』

ただ、この逆日歩を避けられる制度もあります。それは、『一般信用取引』の売り注文を利用することです。逆日歩は『制度信用取引』にはつきますが、『一般信用取引』にはつかないことになっています。証券会社に対する貸株料(株を借りたときに発生するレンタル料金)は一般信用取引のほうが少し高めになりますが、逆日歩によるリスクに比べたら微々たるもの。ただ、この『一般信用取引』はすべての証券会社で利用できるわけではありませんので、その利用には注意する必要があります。
配当金についてはどうなるのでしょう? 権利確定日を超えて売建玉を保有していた場合、配当相当額を支払うことになります。したがって、現物を購入して配当金を受け取っても、同額支払い分と相殺されます。つまりプラスマイナス0円。配当金はもらえないのと同じです。

リスク0で優待を手に入れる手順

1.欲しい株主優待の株に、現物の成行買い注文を入れる。
2.1と同じ時間帯に、1と同じ銘柄で信用取引の成行売り注文を入れておく。
 〜〜権利付き最終日は1日間保有しておく〜〜権利獲得!
3.翌日(権利落ち日)に、現物の成行売り注文を入れる。
4.信用売りをしていた注文を反対売買で決済する。

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